韓国へのサウナ視察①
トッププロサウナーの一人、トントン先生のブログに刺激され
2016年8月16日から19日までの間、3泊4日サウナ視察という名目で韓国に行ってきたのでサウナー向けのログとしてまとめました。
下調べはしたものの初韓国、初海外浴場利用のため、ドタバタとしましたが今後韓国への視察を考える後続サウナーへ少しでも役に立つ情報をお伝えできたら嬉しい限りです。
(実際9割ぐらい食い倒れてましたが)
8月16日13時55分
格安LCCのJEJUairにて成田から韓国へ
お盆の影響なのか、混雑のため出発時間より1時間ほど滑走路内で待機
初日から予定を詰め込み気味だったので若干の焦りました。
が、離陸後は相当かっ飛ばしたようで一応到着は40分遅れ程度に
とはいえ空港からソウル駅まで電車で1時間、道中の写真も忘れ最初の目的地、レバ刺しとユッケが有名なチャメッチがある広蔵市場へと急ぎます。
広蔵市場は流石のアジアの市場って感じがして、いろいろな食べ物や屋台が並び、いい雰囲気
しかし、なんとお目当てのチャメッチは休業日
日本向けのコネストなどの旅行案内サイトには書いてなかったが、どうやら臨時休業日だったようです。
この辺の事情は現地に行ってみないと分からないものでガックリと肩を落としながらも、同じ並びにあるもう一つの有名店昌信(チャンシン)ユッケへ
こいつは旅の始まりからやってしまったか?と思ったら…
これが予想以上の大勝利
この店では活きテナガダコの刺身も置いてあるみたいだけどガン無視を決め込んで生の肉を喰らう。
ユッケも美味いがなによりレバ刺し
日本でレバ刺しが大丈夫だった頃でも本当のごく一部のお店でしか出してないような上質さ
これだけで韓国に来てよかったと思った(サウナはどうした)
ちなみに韓国では注文するとほとんどのお店で頼んだ商品以外にパンチャン(반찬)という付け合わせが出てくるみたい。
ここでは薬味の生ニンニクと青唐辛子にもろみ?味噌、牛と大根のスープだった
(自分の好みとしては生にくを口に入れた後、生ニンニクか青唐辛子を少しかじるとちょうど刺身とワサビのようにバランスが取れて一番美味しく食べれました。)
と、まずは小手調べのレバ刺しで大金星を得て次の店へ
広蔵市場から歩いて15分ほどのところにある、こちらは韓国内ではちょっとお高めのホルモン焼きの有名店
良味家/ヤンミオ
こちらではヤン(日本で言うミノ)とテッチャン、コプチャン(大腸、小腸いわゆるホルモン)がお店の売りとのこと
ひとまずヤンとテッチャンを一人前ずつ注文(よく韓国だと2人前単位でないとオーダーを受けてもらえないと勘違いされてますが、基本的にどこのお店でも最低オーダーの合計が2人前を越えれば注文を受けてくれるみたいです。それと、もちろんここでもパンチャン登場。)
見るからにブリンブリンの大きな塊が焼かれていきます。
途中、蒸し焼きにするようで火がある程度通ったらハサミで一口大に切ってもう一度蓋をして蒸し焼きに
焼きあがると焦げないように網の下にもう一枚網を咬ましてくれます。
(これは他の焼肉屋さんでも似たような感じで、韓国の方は焦げに厳しい焼肉玄人というのを身をもって勉強しました。)
肝心のヤンのお味は鳥肌が立つほど心地いいサクサクとした歯切れ
そこにお店の少し甘辛く濃いタレにヤン自体の淡白ながらしっかりとした土台の味が重なって絶妙
テッチャンはプリプリと唇に吸い付くような柔らかさと、ジュワッと溶けた甘みのある脂身が噛むたびに溢れます。
二軒目で腹を満たした我々は、さらに腹を満たすため(?)屋台があると言う南大門市場/ナンデムンシジャンへ
だが、どこにもそれらしい風景は見当たらず仕方なしに電車で移動
(ソウルの主要鉄道は地下鉄のようで、接続が多いけど結構便利です。券売機に日本語表記もあるし、路線図を見ながら買えるし。ただ、乗車券がデポジットICカードで一枚一枚返金してると手間なのが不便なのと、駅員さんがほぼ見当たらないので何かあるとプチパニックに)
一旦、繁華街で有名な鍾路/チョンノへと向かうが客引きが多く、またちょっと観光客向けな雰囲気も見られたので、それならいっそ一番有名な明洞/ミョンドン へ行ってみようという話になりました。
(道中かつやを見つける。ポスターとか日本のやつそのままなのね。)
移動にも時間を取られ、夜遅い時間になってしまった為か結構なお店が閉まっているなか、目的のサムギョプサルが食べられる黄金牧場へと到着。
この豊富なパンチャン達を
この肉塊と共に巻き巻きして喰らいます。
ここでも、もちろんチョキチョキ
焼け終わるとこんな感じで焦げすぎないよう引き上げてくれます。
やっぱり美味い。
ただ、サムギョプサルって日本でも結構クオリティ高いものを出してるんだなと本場に行って思ってしまったあたり、ちと寂しいのは秘密です。
どうせならと日本で中々目にかかることのできないカルビタンを注文
中にそうめんが入っていて何か独特
この骨つきカルビはかなり大きいのでテンションがあがるけど、思ったより薄味
というより、全体的に韓国の汁物って日本と違い後からお客さんの好みで塩は調整するみたいで、あんまり味のカスタマイズに慣れてない自分には向いてなかったっぽいです。
とりあえず、夜も遅いし腹も膨れた。
というか当初の目的を忘れかけていたけど、一応名目はサウナ視察じゃなかったのか。
いきなり初日から軸がぶれぶれな事は置いて置いて、ひとまず今晩の宿となるサウナへ、と深夜のタクシーを捕まえて初日の宿メトロスパキャビンへ
(ソウルのタクシーは深夜帯など利用者が多い時間は乗る前から交渉するのが基本のようで、英語があまり通じない上に相場が分からず明洞から目的地まで1万ウォン程度のプチぼったくりにあいました。メーターを回していたので油断しましたが、差額を懐に入れるので注意が必要です。)
東京の相場ならそんなもんかと気を取り直して降ろしてもらった地点からサウナを探すが、辺りが暗い暗い
とは言え辺りに紛らわしい施設もなく、明かりにそのままサウナと書いてあるので、照明にだけ気をつければ見つけるのはそこまで難しくないと思います。
ビルはけっこうボロいですけど、上野あたりのサウナもこんな感じだし、上級サウナーなら屁でもないでしょう(上級サウナーって何だ)
エレベーターから出たフロントはこんな感じ
料金表がありますけど、ハングルなんでよく分かりません。
とりあえず、フロントのおじさんは英語が通じますし、ネットから予約も簡単に出来るので、宿泊される方は予約してから行った方が賢明だと思います。
フロントから鍵を受け取ると靴箱からお風呂に通じるロッカー室に案内されます(お風呂へ繋がってるのでちょっと撮影は自粛しました。)
そしてロッカーから通じる広間がチムジルバン特有のオンドル(床暖房)スペース
その周りにサウナがあって
オンドルを抜けるとカプセルスペースがあります
(こちらの方のブログが非常に分かりやすいですが、現在カプセルは全て半個室で解放してあって鍵などはありません。寝るのに不便はないですが貴重品等には注意を。また、他のチムジルバンで一般的な鍵を使って会計をすることはできないので館内では現金支払いになるので合わせてご注意を)
トイレはこんな感じ。ちと、においが気になる。
と、ここでサウナのレビューをしたいのですが、まずオンドルエリアにあるサウナは館内着を着たまま入る、日本でいうところの岩盤浴のようなスタイルです。
なので汗をかいた服で寝るのに抵抗がある方は注意しなければいけないのと、浴室にもサウナが用意されているのですが、こちらのにおいが…異国の雰囲気。
普段恵まれた日本の清潔なサウナに甘やかされた自分にとっては耐性が…
水風呂はとても広々としていて、ほぼプールと化していたのはある意味で面白かったです(ただ、日本の浴場でもたまにある浴室全体の清潔感の感じられない感じはちと…)。
日本のようにキンキンの水風呂でととのう目的で行くサウナとはきっと違うのかもしれません。
とは言えオンドルの何とも言えない家庭的な雰囲気。
若い女の子もおじさんも関係なく雑魚寝をしてる感じとかはなんだかホッとしていいものでした。
それと、自分は水風呂に比べてアイスサウナがどうにもピンと来ないのですが、もしアイスサウナ好きの方なら、メリハリを楽しむにはかなりいいかもしれません。(オンドルエリアの3種類のサウナ自体はかなり上質)
そして宿泊施設としては何より安い!貴重品の管理だけ気をつければ、リーズナブルな韓国旅行を希望してる人にとってかなり魅力的な宿だと感じました。
ということで、初日のまとめはこのあたりとさせて頂きます。