韓国へのサウナ視察③
ソウルのサウナ旅三日目
この日は前日深夜まで遊び歩いていたこともあり。起床時刻は10時前
昼の12時からレストランを予約していたので、朝食も取らずに朝の梨泰院/イテウォンを散策しながら目的地に向かいます。
さすが韓国はNAVERのお膝元
すぐ近くに立派なラインショップが
まぁ原宿にもあるんですけど、それでもちょっと感じ方が違います。
梨泰院から目的地は遠く、バスを利用することになったんですが、またそれが遠い。
しばらく歩くと日本語表記のお店が…
うーん…こういうの誰か教えてあげないのかな…
とはいえ歩いているとオシャレで近代的な建物が
そうこうしてる間にバス停に到着
韓国のバスはバス停近くに寄せてきますが、ほぼ徐行で完全停車しません。
みんなダッシュで飛び乗ってます。
バスに揺られること約20分
目的のレストラン、mingles/ミングルスがある江南/カンナムに到着(PSYのカンナムスタイルで有名なあのカンナム)
コース主体で、その中から料理をセレクトするお店のようですが、メニューも英語表記と韓国語表記の2種類で書いてあるので分かりやすくて助かります(ウェイターの男性が全員イケメン、そして英語がネイティブ並に達者)
ただ、いかんせんこっちの英語力も未熟な上に料理や素材が難解すぎるのでざっくりした説明ですがご容赦を。
(ランチのコースは2016年8月時点で55000ウォン程度でした)
なんか魚をあげたやつ(フリットかな?)と緑色のガスパッチョ?
アペタイザーは卵?野菜の泡?底にはコーンっぽいものが(ポタージュを泡状にした物っぽかった)
この日のシーフードは
こちらのキュウリの乗ったセビーチェのようなクラブケーキのような料理(魚は多分鱸)
キュウリの上の楕円形に切られた野菜と付随してくる緑のソースは同じ物とのこと
(味や食感はグラパラリーフに似てたと思うけど、説明されてる野菜の名前が分からなかった)
or
こちらの鱸のポワレ?(焼き目はなかったがソテーかも)韓国味噌ソースから選べます
メインデッシュは
mingles風韓定食か
追加料金でこちらの鴨肉のローストか他にラム、韓国牛から選べるようです。
自分は鴨肉のローストを頂きました。
(美味しいんだけど、このお店に来たなら韓定食にすればよかったと後悔)
ちなみに、このお値段のお店なのにカトラリーは一品一品変えてくれてお肉の時には
この価格帯なのにラギオールのナイフを出してくれます(ちゃんとしたナイフだと分厚いお肉も切りやすくて嬉しい)
そしてデザートは
季節のキュウリのジェラートと(ここでもキュウリ!)
ジャントリオと言うお店のオリジナルデザート
コチジャン、テンメンジャン、カンジャン(韓国醤油)を使ってるとのこと(オリエンタル!)
食後はコーヒーや
紅茶に韓国茶などを選べるようで
こちらのお茶菓子と頂きます。(紅茶風味?の生地にクリームを挟んだマカロンっぽい焼き菓子とベリーっぽい味の何か)
が、正直考えながら食べても経験値的にも英語力的にも半分は頭の中がハテナで埋め尽くされてました。
初韓国でちょっと背伸びをしすぎましたが、お店の雰囲気、スタッフのホスピタリティ、料理のクオリティが揃っていてかなりハイレベルなお店です。
デートでちょっとオシャレなお店に行きたい時にはベストな選択肢だと思います。(ただ、韓国国内でも人気がどんどん上がってるらしく事前予約は必須)
ただ、旅行中の胃袋はこんなもんじゃ胃が収まらない。
こちとら朝食も抜いてるんだ次に行くぞとなり(連日の事)
お店を出て次に向かうは観光名所で知られる景福宮にある土俗村(トソッチョン)へ
こちらは韓国の中でも1、2を争うほどの参鶏湯の有名店
超人気店なので行列も覚悟しましたが、すんなり入れ(あとで知ったところによると店内が400席もあるらしい)
この豪快なサムゲタンを
テーブル付随のキムチやカクテキ、付け合わせのニンニクとコチジャン
こちらの高麗人参酒と一緒に頂きます。
こちらも他のお店のスープ料理と同じように塩味はほとんどせず、自分の適量塩をかけながら食べるスタイル。
出汁もよく出てて鶏肉はしっとりしてるし、滋味深い味で美味しいんだけど中のもち米をかき分けて食べ進めていくのがけっこう大変。
ちなみに、お店を出てから
丸鶏のロースターを発見
めちゃくちゃ美味そうだけど食べ終わった後にその存在を知り、指をくわえてみるしかない…
しかし!まだ次の店がある(休憩など挟まず連続で三軒目)
そう、韓国にきて骨つきカルビを食べていないのだ(サウナはどうした)
大丈夫、この日のメインサウナであるドラゴンヒルスパの近くにあるお店だから!
ということで、またもや大移動(基本昼間のタクシーは、ぼったくりがいないみたいで安心してタクシーを使える)
龍山区の
利川麺屋咸興冷麺へと向かいます。
ただ、この道のりが大変で(韓国のタクシー運転手さんはあまり地理に詳しくないみたいで、地図を見せても分からない。基本カーナビを使いたがりますがカーナビがまたポンコツなので住所を伝えても検索結果が出てこない。そして老眼のおじさんだらけだからスマホの文字が読めない。おまけに韓国政府はgoogleに地図情報を公開していないらしく、各マップアプリも機能がガバガバ)
かろうじて現代(ヒュンダイ)アパートと伝えれば何となく近くに寄ってくれますが、その現代(ヒュンダイ)アパートが超巨大団地で目印としては広すぎなので結構歩いて探すことになります(店の場所自体はすごく分かりやすかったけど)
そんな苦労をして
到着
正直クレジットカード会社などのコンシェルジュサービスが使える方は詳細な情報を前もって落としておくのがオススメです。
そして肝心の骨つきカルビは
でかい!量が多い!パンチャンが大量!めっちゃいろいろある!
一人前でこの大きい骨つき肉が4本もあり、ワンオーダー(2人前から)で合計8本
思いっきり肉を喰らい尽くせます。
出ました、ハサミでチョキチョキ
味は柔らかく特製のつけダレが染み込んでいて、良い意味で庶民的な味。
多分地元の人たちの普段使いのお店なんだなって感じです。
それと旅行者が珍しいみたいで、オーナーのおじさんに質問されたり色々サービスをしてもらいました。また、店内のお姉さん方も愛嬌たっぷり。
ネットでは反日だの嫌韓だの政治的思想や偏見を流布する人がいますが、やっぱり同じ人間、優しい人が殆どなんだなと嬉しくなりました。
と、感傷に浸ってないで忘れてはいけないのがこのお店の名前
利川麺屋咸興冷麺
気がついた方もいると思いますが、店名に冷麺とあります。
そう、このお店は元々冷麺がメインだったらしいのですが、カルビの評判がよかったので今ではメインがカルビになってしまったとのこと。
けどちゃんと冷麺も置いてます。
一つだけ注文したら気を使って二人用に分けてくれました(ただ、本当は一人だけで食べる予定だったので…気をつかって貰えるのはすごい嬉しいんだけどね。)
そんなこんなで食べ過ぎた。
すべてのカロリーを消化しにドラゴンヒルスパへ!(ちなみに会話が聞こえてたのか、帰りがけにドラゴンヒルスパのクーポンまで貰っちゃいました。)
歩くこと10分ちょっと
すぐ近くにありました。
さすが観光名所
いろんな有名人が来てるみたいです
日本人タレントも
会計を済ませてから鍵をもらい
こちらの靴箱に靴を入れます。この辺りはどこもだいたい同じシステムみたいです。
そして前日と同じく館内清算は鍵で可能なので現金を持ち歩く必要もなく安心です。
館内の案内には日本語表記もしっかりされているので初心者でも安心(自分も初心者だけど)
館内にはwifiも飛んでます。
お風呂へは男女それぞれ別のエレベーターに乗って向かいます。(お風呂と着替えのロッカーのフロアが繋がってる。)
お風呂は中に階段があり、5階のロッカーから入るとすぐに洗い場とお風呂、奥の方にサウナ、6階にはサウナと水風呂(清掃中)さらに屋根付きの露天?風呂といった感じです。
正直サウナもちょっと低音で水風呂も清掃中、あくまで汗を流す場所でととのいを求めてここへ行くのは違うかな?といった印象でした。
とりあえずお風呂もそろそろに1階へ戻ります。
途中プールや(サウナ併設)
おそ松さんを横目に(韓国でもブームゴリ押しな感じに、もはや関心すら覚えました。)
目的のチムジルバンエリアへ
こちらもエリア内が床暖房
7種類の汗蒸幕/ハンジュンマクが楽しめます(この松の木汗蒸幕、高温と低音2種類あるんですが高音の方が文字通り焼けるような熱さ)
チムジルバンエリアにはアイスサウナ(雪だるま入り)や
ピラミッドサウナなる謎の空間もありました。
そんな感じでドラゴンヒルスパを3時間ほど満喫すればもう夕食の時間(前の食事から3時間ほどしか経ってませんが…)
出口にあるイグアナ君に別れを告げ、マッコリを求めて梨泰院/イテウォンへと戻ります。
(ちなみにドラゴンヒルスパのすぐ隣にはIパークモールという超巨大ショッピングモールがあるのでショッピングを楽しみたい女性はそちらに行っても楽しいかもしれません。ただ夜遅い時間、周辺はぼったくりタクシーだらけなので帰路に注意)
梨泰院へと戻り、向かうはマッコリバーのタモトリ / 다모토리へ
こちらは韓国中様々なマッコリが楽しめるお店です。
日本人旅行者向けに日本語のメニューを用意してくれてるので安心。
店員さんに聞くとサンプラーセットなるものがあるらしい(大阪からの留学らしく日本語で色々質問できて助かりました※2016年8月時点)
迷わずそちらを注文
微炭酸のものや甘みの少なく酸が立ってるもの、アルコール度数の高いものなど様々な種類のマッコリを一度に楽しめて非常に満足。(ただ、料理はあまり力を入れてないのか少々割高感もあり特筆する点はなかったです。)
風呂上がりの一杯も早々に次のお店へ
向かう道中韓国ならでわの光景が
壁一面に壺、壺、壺
夏場なので中身が入っているのか分かりませんが、これだけの数のキムチを消費するのでしょうか。と考えると日本人の漬物以上にキムチがソウルフードとして非常に重要な役割を担っているという韓国の食文化を垣間見た気がしました。
変な名前のお店も発見
と散策している間に着きました
梨泰院のおしゃれなパブ、5BEY
お昼はハンバーガーショップとしても営業しているみたいです。
店内はかなりアメリカナイズされた雰囲気
席を案内された後、メニューをテーブルに出されたので最初気がつきませんでしたが、システムはキャッシュオンでした。
こちらでオーダーしたのが
このカクテル
こちらのお店はこんな感じにアヒルさんを乗せちゃう様なインパクト大のカクテルが売りで、他にもボトルドリンクをぶっ刺したカクテル、綿あめの乗ったカクテルなどもある様です。(アヒルカクテルはメニューにもイラストで記載)
まぁお味は二の次ですが、正直アヒルさんがカクテルに乗って来ただけでちょっとテンションが上がります。(ただ、このアヒルさんは持って帰っていいのか謎です。)
こちらのお店、パブにしては早く10時には閉店なので早々に切り上げて次の目的地へと向かいます。
道中韓国の酔っ払ってるお兄ちゃんに日本語で声をかけられ、なんとなくノリでビアバーへと吸い込まれることに
EPISODE85(急にお店に入ったので外観写真は失念しました)
こちらはクラフトビールがウリのお店らしいですが、こちとら日本でビールは浴びるほど飲んできたんじゃい。と適当なオーダー。こちらは雑な英語、むこうはざっくりの日本語という摩訶不思議なコミュニケーションをお兄ちゃんと取ることに。
頼んだイカのフリットが中々のボリュームでお腹が膨れてしまったため、一旦夜遊びにと梨泰院のクラブB ONEへ
が、これが結論から言うと失敗
中に入ってみるとまず人が少ない(後で知ったんですが、どうやら弘大や江南の方がクラブは賑やかみたいです。)
その上日本のノリと違ってなんか全体的に冷めた感じ(日本で言うと地方都市のクラブっぽい雰囲気)
梨泰院は外国人が多いので六本木みたいな雰囲気かと思ったら全然違って拍子抜け。
まぁクラブ目的で韓国にきたわけじゃないし、一杯だけ飲んで早々に退散することにしました。
と、ここで現金を両替しないといけないことに気がつき、近くのコンビニや両替所を探しましたが、夜間ソウルで両替ができる場所は限られていて、梨泰院には無いようでした。(ここは外国人の街じゃないんかい!)
とは言え韓国の夜最終日、時間が勿体無い屋台に行こう!という事で向かった先は東大門
こちらは24時間営業のショッピング施設が立ち並ぶ、ソウル内でも「眠らない街」として知られるエリア。もちろん24時間営業の両替所もあります。
夜遅い時間にデパートを冷やかすのも非日常感があって面白かったです。
ただ、周辺に噂の屋台が見つからない。
2時間近く付近を探し回りましたが、それらしいものも見つからず諦めて梨泰院に戻ろうとタクシーを拾おうとしたのが悲劇の始まり。
タクシーの運転手から日本語で声をかけられ、つい気が緩んでしまったのですがこれがぼったくりタクシー。しばらく走ってからメーターが回ってないことに気がついたはいいものの、深夜のどこだか分からない場所を超高速でぶっ飛ばしていくタクシーにぼったくりを指摘して揉めるわけにもいかず、しぶしぶ通常の5倍以上の料金を支払うハメに(腹いせじゃないですが、高いお金を払う代わりに色々質問ぜめにしてやりました。それで分かったことなんですが、なんと※8月の中旬は韓国もお盆で夜屋台などは畳んでしまっているとのこと。)
なんだか最後の最後に予定が破綻して疲れてしまい、本来最後はシロアムサウナに行こうと思っていたのですが、面倒になり梨泰院ランドに舞い戻ることに。
しかも個室は満室だったのでしかたなくチムジルバンエリアで不貞寝。
今後韓国旅行を考えている方へのアドバイスとしては8月中旬は韓国もお盆であること、日中は遭遇率が少ないが、夜間(特に深夜帯)はぼったくりタクシーが溢れていることを今回の反省としてお伝えできれば幸いです。(ちなみに自分たちがぼったくりにあったのはオレンジ色のインターナショナルタクシーと言って外国人向けの認可タクシーでした。細かいことはわかりませんが、タクシーの色だけで安全かそうでないかを判断できないようなので、事前にタクシー対策を強くオススメします。)
とは言え、韓国料理は美味しくてお値打ちな物が非常に多く、街並みも綺麗で非常に楽しい旅だったと思います。(サウナは日本の方がクオリティが高いのは仕方なしかと)
※余談ですが、次の日帰る直前に最後の散策をした弘大でカートゥーンネットワークショップを見つけアドベンチャータイムとパワーパフガールズグッズを買ったので結論ご機嫌なソウル旅で終わることができました。